
8月9日〜11日までの3日間、昨日まで写真好学研究所 公開講座「2025夏の合宿/現代写真講座」講師に PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA の中澤賢さんをお迎えして開催していた講座を無事に終了することができました。参加者は遠くは東京、大阪、名古屋から、そして近くは津市内から、予想を超える参加人数に少々驚きながら中澤さんには90分の講座を1コマとして3日間で全9コマ、座学で学ぶ講座を受講しました。
「写真性」「指標」などの聞き慣れない言葉が飛び交う中、講義途中に中澤さんへ内容についての質問もあり、それを新たな起点にして中澤さんの考え方も交えたりしながら新たな紐解きがはじまることもあり、更に学びが深くなる感じでした。この合宿中で参加者の方々が全てを理解した訳ではないと思いますが、講座に参加することで脳細胞も刺激的に活動したと思われます。また今すぐに理解しなくても時間が経過する中で蘇ってくることもあると思います。これまでに読んできた評論などの紹介、中澤さんや所長が持っている本の紹介などもできたことも良かったと思います。夜の懇親会では宿泊組はお酒、以外の方はソフトドリンクで夜遅くまで講座のふりかえり、流れる会話の収録なども含めて「写真表現の可能性」について話を重ねることができました。
中澤さんには毎回かなりの負担をかけていますが、2026年も第3回めになる夏の合宿を開催してもらうお願いをしているところです。開催内容と予定日(基本は夏のお盆中の3日間)は決定次第写真好学研究所のwebページにてお知らせさせていただきます。遠方参加者の為に古民家HIbicoreでの前泊プランも設定しようと思います。来年も是非ご参加お待ち申し上げております。
今回ご参加いただいたみなさま、長時間(超時間)の講座を担当していただいたPHOTO GALLERY FLOW NAGOYAの中澤さん、毎食の準備、宴の準備を担当してくれた古民家Hibicoreの女将
大変お世話になりました。ありがとうございました。
今回の講座で中澤さんから必読本として紹介された本を3冊ほど紹介しておきます。
◎写真の哲学の為に/ヴィレム フルッサー著
◎写真の理論/甲斐義明(編集)
◎デジタル写真論:イメージの本性/清水 穣 (著)
それでは、また来年。